動物霊とは
該当動物が死んで動物霊になるわけではない
動物霊とは、動物が死んでなる(動物霊の狐だったら、動物の狐が死んでなる)と思っていませんか。
人が未練を残して死んだら地縛霊になるように、動物霊についても同じことだとたくさんの方が思われるでしょう。
勘違いされている方が多いのですが、これは誤解です。
確かに、動物が死んでそれが浮かばれずに浮遊霊や地縛霊のように残ることもありますが、それは動物霊とは言いません。
そもそも動物霊の狐、化け狐などは有名ですし、数も多いです。
でも野生の狐ってそんなに多いのでしょうか?
動物園にも狐はあまりいません。動物の狐にはあまりなじみがないですよね。
ですが、現実には動物霊としての狐は多いのです。
つまり、生き物としての動物と動物霊というのは、姿は一緒でも全く違うものということです。
普通の霊よりも強力
動物霊は1体憑いただけで自殺に追い込まれるほど、精神的にきつい状態に立たされることがあります。
霊障は、浮遊霊や地縛霊よりもハードな傾向にあります。
また、動物霊は放っておけば勝手に出ていってくれるというわけではなく、10年以上居座ることもあります。
そのためプロから除霊を受けるなど、きちんとした対処をしないと改善しないことがあります。
動物霊の種類
狐
狐は、代表的な動物霊です。
このタイプは、恨みを残して亡くなった方が1人、もしくは複数人で合体し、狐になることが多くあります。
因縁霊と言われるものは、狐に変化しやすいです。
狐に憑かれると、目が吊り上がってしまいます(いわゆるキツネ目)。
除霊をすると元の優しい目元に戻り、明らかな変化があるので、驚くお客様も多いです。
狐が憑くとパチンコや競馬など、ギャンブルにはまってしまうこともあります。
狐が憑いている人がギャンブル依存症になり、パチンコ屋にあつまるので、パチンコ屋には狐が多くいます。
そういう理由から、パチンコ屋の近くに住んだり、パチンコ屋で働いたりすることは、霊的にはお勧めできません。
また、神様の従者としていたのに、自らが神になったと思いあがり、神様から離れ自分で神を名乗ってしまうというケースもあります。
場合によっては、神様不在の神社など神になったと思いあがった狐が、神様のまねごとをしていることがあるので、
むやみに神社に行くことはお勧めできません。
狸
私が見た限りでは、数があまり多くありません。
傾向としては、部屋や自分自身が不潔になっていきます。
片づけられない。掃除ができない。身だしなみを整えることができない。などが出てきます。
欲望が高まり我慢できなくなるので、憑かれたら自分をコントロールできなくて苦しくなってしまいます。
蛇
蛇が憑くと、性格が悪くなることが多いです。
自己中心的になったり、人を傷つけることを平気で言ったり、執念深いしつこい性格になります。
「蛇のようにしつこい」という言葉が、まさにピッタリです。
狙った獲物は逃さない人になってしまいます。
狐にも言えることですが、傾向として性欲を抑えられなくなりやすいです。
蛇の困ったところは、卵を産んで増殖する可能性があるということです。
時間の経過とともに数が増え、症状が激しくなったり、他の人に伝わったります。
犬など
犬ともいえない、狼ともいえない、獣性が強い動物霊もいます。
個体によって見た目が違うので、何の動物か分からない場合があります。
これが憑くと、獣のような理性的ではない行動をとってしまいます。
例えば、食べ物に執着し肉ばかり食べてしまったり、欲求を抑えられず欲望の赴くままの行動をとってしまったり…
とにかく衝動的に行動してしまうという調子です。
この動物霊は、理性がなく本当に獣のようです。
そのため、自分を排除しようとする動きがあると激しく抵抗し、敵意をむき出しにします。
龍
龍が動物霊だと聞くと不思議に思われると思いますが、守り神・神様としてではなく動物霊としての龍もいます。
この龍が憑くと、一時は莫大な成功を収めます。
ですが、いきなり一転し、転落していきます。
これが龍のやり方です。
例えば、大物政治家や大物経営者など、この龍の力で高いところまで到達したと思ったら、
突然悪いことが発覚し刑務所暮らしになったり、一文無しになったり、よくある話ですね。
テレビなど出ている方で、この龍が憑いている場合がまれにあります。
個体数が少ないため、めったに憑かれることはありません。
症状
動物霊が憑くとどうなるかまとめてみました。
動物霊の種類によって症状が違うこともありますが、共通する部分も多いので特に動物霊の種類別には分けていません。
感情の浮き沈みが激しくなる
とにかく感情の制御ができなくなります。
悪いことが何もないのに深く落ち込んだり、イライラしたり、穏やかに生活ができなくなります。
自分はこんな性格ではないのに…と思ってしまいます。
なぜか泣いてしまう…怒ってしまう…という方は要注意です。
ヒステリックになる
特に、狐憑きに多い症状です。
感情的になり暴れたり、暴言を吐いたり、後で考えるとどうしてそんなことをしたり、言ってしまったのだろうと思うぐらい、
大したことじゃないことをきっかけに起こってしまいます。
泣いて、叫んで、怒って…そんな普通ではあり得ない行動が頻発したら注意が必要です。
ギャンブルにのめりこんでしまう
欲望が抑えられない状態になると、お金を湯水のように使い、ギャンブルにはまったりします。
特に、パチンコや競馬、競艇などで何百万円もの負債を負ってしまった人などは、動物が憑いていることが多いです。
そのため、パチンコ屋や競馬場、競艇場などギャンブルにはまった人が多く集まる場所では、動物霊もたくさんいます。
動物霊に憑かれていない人であっても、そういう場所に行くことで動物霊を拾ってしまうこともあります。
そういう意味でも、ギャンブルはやめたほうがいいです。
性欲が抑えられない
性欲望が抑えられないことも症状の1つです。
年齢性別問わず、性的なことを求めてしまいます。
そのわき出る欲求は普通のものとは違い、段違いに強いです。
そのため、抑えきれなくなり、パートナーに過度な要求をしてしまったり、風俗にはまってしまったりすることもあります。
肉をとにかく食べたくなる。もしくは逆に食べられなくなる
動物霊が憑いている人の一部は、狂ったように肉を食べたくなることがあります。
これは動物霊の動物性が出てくるためです。
また肉だけでなく、食の好みが変わるという形では症状が出ることがあります。
酒におぼれてしまう
欲望を抑えられないことに関係しますが、お酒を飲むことも我慢できなくなります。
急性アルコール中毒の方の一部は動物霊のせいだと思っています。
特に蛇が憑いた時には、この症状が出やすい傾向があります。
ポイントは、やめなければいけないと分かっていながらもやめることができないということです。
なので、本人はきついと思います。
釣り目になり、ぎらぎらとした目になる
狐が憑くと、釣り目(キツネ目)になり、ギラギラとした目になってしまいます。
狐が憑いたことが目に表れ、元々釣り目の方でも、更に釣り目になり、そして目つきがきつくなります。
狐が憑いている人をたくさん見ると、霊視ができない人でも狐がついているか見抜けるようになるほどです。
狐以外の動物霊では、釣り目にはなりませんが目がギラギラします。
ちなみに動物霊を祓うと、狐だったら釣り目がなくなり、目のギラギラもなくなります。
あまりにも変化が大きいので、お祓いが成功したかどうか確認がしやすいです。
また、お祓いを受ける方に、付き添いの方がいた場合、その変化に驚かれることもあります。
とにかく家が汚くなる
動物霊のすみかとなっている家に住んでいると、その家がまるで動物の巣のように汚くなります。
ものが捨てられなくなり、生ゴミなどが散乱し、いわゆるゴミ屋敷になってしまいます。
ゴミ屋敷は動物霊の仕業であることが多いです。
この場合、家にものがあふれ、汚くなりますが、霊視をしてみると動物の糞やコケみたいなものなどで覆われます。
つまり霊的にも汚くなります。
掃除をする気になれない…汚くても全く気にならない……きれいだと落ち着かない……などのような気持ちになったら注意が必要です。
更に、これまではきれい好きだったのに引っ越しした途端できなくなった……という場合は、特に要注意です。
どうやって動物霊になるのか
動物霊は、その動物が亡くなって霊になる……というわけではありません。
では、どうのように動物霊になっていくのかまとめました。
神様の眷属(けんぞく)としての狐が……
神様の使いとしての狐が存在します。
この狐がその役目を貫き、神様の使いとしての働きを続けてくれればよいのですが、自分も神様なんだと誤解し、好き勝手にしてしまうことがあります。
神様がいらっしゃらない神社に住み着き、自らを神と名乗ってその神社に居座ります。
この狐を私は「はぐれ狐」と呼んでいます。
元は神の使いとはいえ、自分の使命を忘れて自らの欲のために動くので、境地が下がります。
さらに、神様ではなく獣なので、知性が低く、崇拝に値するはずもありません。
また、自分に祈りを捧げ、賽銭をくれる民衆に対して、神のふりして願い事をかなえることもありますが、
心が狭いので崇拝を続けないと罰を当て信仰を自分に向けようとします。
ちなみに、狐など動物霊にとって自分に信仰が集まることはエネルギーが集まるのと同じで、いかに信仰が集まるかということに貪欲になります。
だからこそ、離れようとする人を呪うことになります。
そういうこともあるので、何も考えず神社参りをすることはやめましょう。
言いにくいことですが、むしろ行ってはいけない神社のほうが実は多いのです。
神社に行くことで心身ともに浄化し気持ちよくなったはずが、狐を連れて帰ってしまい運気を下げてしまうというのは、よくある話です。
一部の稲荷神社でもそのようなことになることがあります。
例えば、稲荷神社に商売繁盛の願掛けをして、実際に繁盛した後に願ほどきをしなかったことで狐が怒り家系に取り憑き呪いをかけてしまう…」ということがあります。
動物霊が関わるお祓いでよくあることです。
そもそも神様は困った時の神頼みだとしても怒ったりしません。
そんな心の狭い方ではないのです。
狐だからこそ起こりうることだということです。
恨みが強すぎて
強い恨みを残して亡くなると、その恨みの念から狐化することがあります。
例えば、花魁(おいらん)を身請けするはずが、何かの事情で見捨ててしまった…武士と町娘が恋仲になったけど、
その武士が別の人と結婚することになりその町娘が邪魔になって殺してしまった…など、
昔からの怪談話(番町皿屋敷など)のような状況になると、その恨みから狐化することがあります。
このケースだと加害者に対して執拗な恨みを抱くので、生まれ変わっていく中でその怨念狐がついていきます。
つまり、生まれ変わるたびにその狐がついてくるので、生まれながらにして狐の強い霊障を受けることになります。
今世では身に覚えがないことであっても、過去世でやってしまったことへの報いを受けてしまうという大変困った話です。
この場合、他のタイプの動物霊よりも個人的な恨みが強いので霊障が激しくなる傾向にあります。
人霊の集合体
浮かばれない霊が合体して動物霊になることがあります。
また、戦などで人を虐殺してしまった先祖がいる場合、その人に虐殺された霊が合体し動物霊となり、その家系に憑くことがあります。
家系にある狐を除いたらその中に人霊が1,000体以上いたなどということは結構あるケースです。
恨みや思いなどの想念が集まって
憎しみや悲しみなどの気持ちというのは、霊体とは別に心慮(思いの塊)として残ります。
例えば、紙切れを持って「おまえ死ね!」と強く思ったら、その紙に「死ね」という心慮が残ります。
死ねと強く願った本人がその願いを忘れていてもです。
この心慮は霊的な性質を帯びます。
この心慮が集まることで、動物霊に変化することがあります。
妖怪みたいに普通に繁殖して
動物が死んで、その動物が動物霊になるのではありません。
ですが、生まれ変わった経験のない妖怪みたいな霊(専門用語では自然霊という)が、動物霊としてもいます。
つまり、肉体を持ったことのない動物と考えればいいと思います。
これらは普通に生活していると繁殖します。その中で人に憑くこともあるということです。
例えば、このタイプの蛇が、人間の体内をすみかとして、人間のエネルギーをえさとして生きているという感じです。
そして、卵などを産んで繁殖された大変なことです。
この手のタイプは薮や森などに住んでします。
また、家が建ってない更地や家自体をすみかにしていることもあります。
その土地に、動物や虫が住んでいることと同じようなことです。
そのため土地やマンションなどを購入、賃貸される場合は、その土地や部屋に住み着いている動物霊がいないかどうか判断できるといいと思います。
どこにいるのか
動物霊がよくいる場所をまとめてみました。
竹藪など
自然霊としての動物霊がよく居る場所です。
竹藪や更地になった土地などが多くいます。
土地購入を考え、土地の霊視依頼があった場合、蛇がいることが多々あります。
また、神社の裏山に狐の一族が住み着いていることもあります。
そのため、霊的にいわくつきかどうかなど全く関係なく動物霊の被害にあることがあります。
しかし、その土地にはこれらの動物霊が元々住んでいたことも多く、むしろ人間がそのすみかを荒らしたことになってしまいます。
この地球は人間だけのものではなく、そういう存在と共存共栄していくことも考えなくてはならないと思っています。
民家
自然霊としての動物霊や元々神社だったことを理由に住み着いている狐など、民家に狐が住み着いていることがあります。
こういうこともあるので、引っ越しする時には、きちんとお祓いをしないといけないのです。
神社
驚かれることが多いのですが、神の従者としての狐が自分は神だと名乗り神社を仕切る、いわゆるはぐれ狐がいる神社が意外に多いです。
特に稲荷神社はこの傾向がはっきりしているということで、稲荷神社には絶対行かないという方が意外に多いです。
寂れている神社では、人間が管理しなくなり神様がいなくなることがあります。
こういう場所は動物霊が繁殖し大変なことになっている場合があるので、うかつに神社に行くということは避けた方がいいと思います。
きちんと調べて、よい神社だということが分かった上でお参りする方がいいです。
家系の中
ご先祖様が人をたくさん殺してしまった場合、殺された人たちはご先祖様を恨み動物霊化します。
この動物霊は家系に憑き、そのご先祖様だけでなく、その子孫まで呪うことになります。
これが家系にかかる呪いなのです。
子孫が産まれたらその子孫に憑き、上の人が死んだらどんどんその下に重なり積もっていきます。
家系に憑くというのはイメージしにくいことですが、実際にあることなんです。
予防策
どうすれば、動物霊からの被害にあわないですむのかまとめました。
家をきれいにする
動物霊だけでなく、ほかの霊でもいえることですが、汚かったり、臭かったりすると霊にとって居心地がよく、居座ってしまいます。
また動物霊ですと、自分の巣のように扱うので、余計汚くなりやすいです。
逆に、ものを減らし、キレイにすると霊にとって居心地が悪くなり逃げていきます。
霊の仕業で掃除をする気持ちになれなくても、ハウスクリーニングなどの業者に任せれば安心です。
多少お金はかかりますが、動物霊の霊障を受け続けることを考えたら、経済的なことも多いのでおすすめです。
むやみやたら神社に行かない
何度も書きましたが、動物霊がたくさんいる神様不在の神社は非常に多いです。
旅先などでふらりと知らない神社に立ち寄ることなどは、あまりしない方がいいです。
神社に行って浄化されるつもりがよくないものを持ち帰ることになりかねません。
しっかり調べた上で、よい神社に行くことや、行きつけの神社を決めておくなど、自分のためになる神社を知っておくことが重要です。
家や土地を買うときには霊能者に霊視してもらうか、自分の感覚で大丈夫かどうか判断する
土地やマンションを購入する時、賃貸マンションやアパートに引っ越す時、その場所に最初から動物霊がいることがあります。
そうなるとせっかくの新居でもいやなことばかり起こってしまいます。
そうならないためにも、勘の鋭い方は、なんかいやな感じがする…と思ったら、そこの購入や賃貸するのをやめましょう。
できれば、我々霊能者に霊視をしてもらい、動物霊などがいないかどうか判断してもらうことをおすすめします。
もしもの時は霊能者にお祓いをしてもらう
動物霊は、放っておいたら勝手に外れるというものではありません。
場合によっては20年以上も憑き続けることもあるほどです。
そのためどうにかしたければ、プロに頼むのが一番の方法です。
蒼色庭園では、動物霊憑きの除霊も承っています。
これまで数百体の動物霊を除霊してきました。
除霊サービスについての詳細はこちら
宮崎サロンに訪問できない県外の方も遠隔で除霊が可能です。
まとめ
動物霊の霊障は激しいですし、取り除くことが難しいです。
しかし予防や対処は可能なんです。
「正しい理解と正しい対処」これで理不尽な霊障を防ぐことができます。
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